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【期間工集合!】みんなで描く期間従業員日記@tiresias.org

現役期間工、元期間工が、それぞれの期間従業員時代の経験を思い思いに語ります。仲間も募集中!

絶対に気をつけなければならない怪我 / スバル期間工卒業生の解説

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あなたの大切なものは何ですか?

お金? 信用? 地位?

 

ちゃうわ!! 己の命やろ!!

 

どうも、昨今の世界情勢の不安定さに命の大切さを再確認しているせいじです。

 

期間工の仕事をしているとたまに耳に入ってくるのが「労働災害」

もちろんどんな仕事も事故によってケガ人が出たりなんてーのは確かにあるんですが、工場勤務はレベルが違います。

 

やはり大きな機械や部品を扱うのでそれだけ潜在的な危険というのは付きまとうわけです。

それを会社も認識しているので、朝礼なんかで自社・他社問わず起こった事故などは周知されます。

 

「○○社の工場で挟まれ事故が起きています。△△という機械に上半身を挟まれた作業員が亡くなっていますので皆さんも注意してください」

 

もうね、想像力が邪魔をする。

「挟まれ」「亡くなった」というワードだけでも涙が出そうなくらいなのに、ベテラン作業員の方々が

 

「あんなの挟まれたというよりぺっしゃんこだろ」

 

とか余計な注釈入れてくるんですね。もうやめて……ってなる

 

ですが、これは決して目を背けてはいけない部分でもあります。

スバル、トヨタ、ホンダ……等々の会社の垣根を超えて「ライン作業中のケガ」なんつーのは常に伴う危険。

 

僕自身は実際に命にかかわったり、病院のお世話になるケガというのは就業中なかったんですが、いわゆる「ヒヤリ・ハット」と呼ばれるケガにつながるかもしれない事案はいくつもありました。

 

今回はそんな就業中に実際僕が体験した「ヤバかったかも」な事案を振り返ってみようと思います。

 

ヒヤリ・ハットとは?

ヒヤリ・ハットとは、重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の発見をいう。文字通り、「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」である。

ヒヤリ・ハット - Wikipedia

 

つまり「今ヤバかったけど、運良く助かったわ」な出来事。どの職場でも多少は出てくる話ではあるが、工場などの「実際に生命の危険が伴う場合がある職場」では頻繁に出てくる用語。

そのため、そういったケガを防止するために就業前の作業用装備などの検査・確認は指差し・点呼などでしっかり実施されます。

 

それでも装備品に実は損傷などの不備があったり、その装備品ではカバーしきれない箇所にケガを負ってしまうこともあります。こればっかりは個人の体格・身体能力なども関係してきますので100%防ぐのは無理です。

 

しかし過去の事故の事例などをきちんと知り、再発防止策を練ることでケガの可能性は限りなく小さくすることができます。

 

肝を冷やしたスバルの期間工

 大きなケガなどはしていない僕ですが、「いった!!」ってなったり青アザが残ったりするようなことはいっぱいありました。というわけでスバルのボディ課にいた時の事例を紹介します。

 

  • 安全靴編

 これはまだ実際にケガや痛い思いをしていませんがヒヤリとした一幕。

まだ仕事に慣れ切らない頃、体力も仕事の半ばくらいで尽きていたので握力が低下して部品を落っことしちゃったことがあるんですね。

 

その部品がちょうど足のつま先部分に直撃!!

15kg近くある部品だった上、加工前の金属で鋭利な部分も多いので、普通であれば「ギャー!!」っていう悲鳴と共に足も無事じゃすまないハズなんですが、当時装備品として支給されていた「安全靴(つま先が金属の靴)」のおかげで全く痛い思いもせずに済みました。

 

いやコレほんま、安全靴なかったら指がニチャーなってたかもしれん……

 

  • 保護メガネ編

 僕が所属していたボディ課では、溶接用のロボットアームがセットした部品同士を自動で溶接してくれます。

んで、ロボットアームが動くエリアは人間がいると危険なのでセンサーが設置されていてそこに人間が入ると自動でアームを停止させます。

 

たーーだ!!

危険なのはロボットアームだけじゃなくて、その溶接をする際に飛び出す火花もなんです。センサーはそんな火花までを検知してくれないし、それを防ぐ防壁等もありません。

そんな時部品のセットが終わって一瞬ボケっとしてた僕の目に向かって溶接の火花がスーーーーン!!

 

一瞬目の前が真っ白になって「!?」ってなったけど、これも支給されていた保護メガネのおかげで何の問題もありませんでした。もし保護メガネが無かったらそのスーーーーン!! が目の中に入って失明してたかもしれません。

 

  • 手袋編

 僕がつけていた装備品の中で一番厳重に守られていたのは「手」でした。

まず、ボディーアーマーや防刃ベストにも使われているケブラー製の手袋。それから牛革で作られた頑丈な手袋。

これらを二重に装着して作業に当たっていました。

 

それでも半日も作業していれば牛革の手袋はズタズタになってきます。わかる? 踏んづけても引っ張っても形一つ変えることができない頑丈な手袋が、普通に半日作業するだけでスパッと切れ目が入ったりすんの。ヤバイ

こんなもん素手で握ってみ? スパーン! どころじゃなくシュパァーーン! なってまうで?

 

そんなヤバイ部品を扱っているのを分かっていたのに、ある日ズタズタになった手袋を交換しないまま作業してたんですね。

理由は「交換したての革手袋は硬くて扱いにくいから」

ある程度革手袋を使ってると、野球のグローブみたいにだんだん手になじんでくるんですよ。

ってわけで「この方が使いやすいやん♪」って感じで使い続けて、その日の終業時自分の手を見たところ……

 

ケブラー手袋まで切れてRUUUUUU!!!!

 

そう、その時は外側を保護している革手袋はおろか、下を補助的に保護している、いわゆる「最後の砦」的なケブラー手袋までがスパーン! とイってしまってたのだ。

 

もうね、今世紀最大級の脂汗出るよね。

まず切り傷がダメ。数ある日常的なケガの中で切り傷が一番嫌い。まあそんな個人的な好き嫌いはおいといて、これだけ頑丈なダブル手袋を破って切れ込みが入っちゃうくらいだから、このまま作業を続けてたら手のお肉がシュパァーーン! でしたね。こわやこわや

 

  • 防具がなかった…編

 この件では初めて「いった!!」がやってきます。

仕事に慣れ始めたころ、ちょっと気を抜いていたんでしょうね。隣の工程や進捗を表示するモニターに気を取られていたら、部品の先が工場の柱にカーーーーン!!

 

ただ当たっただけならその金属だけが曲がったり、傷ついたりするだけですけど、予想以上に頑丈な部品だったので、手に持ったまま跳ね返って腰にコーーーーン!!

 

ぼく「いった!!!!」

 

思わず叫んじゃったよね。あん時はマジ痛かった

血が出るとか、痛みで動けなくなるとかいうレベルではなかったけど、とにかくその瞬間は痛かった。

日常の一番近い例で言うならば、たんすの角に小指ぶつけるのと同じレベル。地味に悶絶する痛さだよね

 

仕事に大いに支障のあるケガではなかったものの、翌日その腰あたりを見てみると青あざになっていて、触ると「おほぅ……」って声が出る程度の痛みが3~4日続きました。

 

これがもし鋭利な部分であれば青あざどころでなく打撲+出血というシャレにならん結果になったかもしれない。こわい

 

 油断大敵!怪我を回避!

 マジでこれ。人生で一番この四字熟語がたくさん浮かんだのは期間工をやっている期間だったと思います。

慣れるまでは仕事が大変だったりするんですが、慣れてからはケガの一歩手前みたいな事案が結構多かったような。油断アンド油断やな

 

しかも一番危険なのはそれに本人がなかなか気づけないこと。

だからこそ、こういう体験談を参考に自分の中でシミュレーションをしっかりして、少しずつでも自分の身の回りで起こりそうな危険を減らしてほしいと思います。

 

せっかくお金を稼ごうと期間工になったのに、不注意で働けない体になっちゃったらもったいないよね!

 

そんな話です。

 

 

エンド

著者プロフィール

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東京都在住:元スバル期間工(2008年) 30代前半男性。(写真は期間工当時)

俳優を目指しながら『にちプチ 【Nichi-Petit】』というブログで日々思うことやプチお役立ち情報をわめいてる。読み手に勇気を与える文章が好きです。

このブログは、スバル・アイシンAW・ホンダ等の現役・元の期間従業員(通称:期間工)からの情報をお届けしています。

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