【期間工集合!】みんなで描く期間従業員日記@tiresias.org

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【コミュ障以前に○○?!】群馬のスバル期間工が赴任直後に直面した、つらい体験談

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 「せいじさん、●※△○~!」

 

あぁ!? 何言ってるか分かんねーよ!?

どうも、九州は熊本で生まれ育ったせいじバイ。

 

方言って面白いですよね。何で日本国内の同じ単語でもあんなに違うイントネーション・用法が使われるようになったんでしょうか? ほんと不思議

 

 今でも仲良くなる友達には地方から来た方々もいて、その故郷の言葉なんかを聞いたりして「日本も広いな……」と感心しております。方言の話で盛り上がって仲良くなるとかもあるしね

 

しかし! ぁしかぁーーし!!

それが仕事の場面となると全く別の話!!

当時スバルの期間工で働いてた僕は、この「方言の壁」に大いに苦しめられました。

今日はその思い出を振り返ってみようと思います。

 

難しい言葉はちゃんと訳ば入れるけん心配せんでよかバイ!!(←超初級熊本弁)

 

 

 

いざ!群馬県にあるスバルの工場へ上京!

 ご存知の通り富士重工改めスバルの工場がある群馬県は北関東。

一方僕は南は九州の田舎・熊本県出身のTHE・イナカモンです。舐めたらいかんバイ

 

そんなイナカモンの僕が北関東と聞くと「関東」という文字が入っているだけで都会だと感じてしまいます。イナカモンだからね

群馬県にあるスバルの工場に向かう道のりも熊本空港 → 羽田空港 → 電車で群馬県へ……なので途中まではモロ都会です。

 

だからびっくりしたよ。最初は

 

だって群馬県って言っても東京から電車で2時間そこらじゃないですか。そんな距離感でまさか景色が大きく変わるなんて思ってないもん

しかし、そんな僕の算段は大きく謝っていたと知らされる

 

羽田~東京近辺ぼく「やっぱ東京は都会やなぁ。電車も満員や!」

 

埼玉近辺ぼく「隣県と言えど東京に次ぐ都会や。やっぱ関東って神やわ」

 

群馬県入りぼく「ここはどこ」

 

ね? 経験者なら分かると思うけど、こんな感じ。

埼玉県中部~北部辺りから変わってくるんだけど、田舎感ハンパない。

駅に着いた頃は「ここは関東の熊本や……」と一人でつぶやいてました。

 

とまあ、ここまではいい。ここまではいいんです

 

だって工場建てようとか思ったらやっぱ広大な土地が必要になってくるから、それこそ地価の安い田舎の方がいいと思うんです。熊本県にもホンダの工場あるし

むしろ着いた時は「田舎」という雰囲気に安堵感まで覚えてました。

 

群馬県のスバルで働く期間工の人間関係・・・

 まあワーワー言いましたが群馬県が田舎であることはいいんです。地元に近くて好感が持てました

ただ、景色は似てても言葉は全然違うのです。

 

そらそうよね、熊本から直線距離で1000km以上離れてるもんね。仕方ないね

それでも僕はあまり心配してませんでした。

 

なぜなら、自分の故郷の言葉がすでに高次元の訛りを持っていたから。

 

それでおいて標準語はテレビでみんなしゃべってるから理解できます。

この時点で気分は若干バイリンガルなんですね。そうしたら第三の方言・訛りなんてすぐに順応できるだろう……と。

 

先に言います

 

甘かった!!!!

 

それもそのはず、僕が今まで触れたことのある方言は西は鹿児島、東は大阪あたりまでしかなかった。これから出てくるスバルの期間工は全て青森岩手山形などの北国の方々……僕の許容範囲外も甚だしいレベルです

 

そして僕の仕事の指導を担当してくれる先輩は全員青森県人!!

津軽弁が俺を襲う!!

 

期間工初日。まさかの「会話がつらい」問題

 ここまで読み進めてくださった方は僕に対して思うでしょう。

 

せいじ、話盛りすぎやろwwwちゃんと聞けば方言でもなんとなくわかるやろwww

……と。

 

お前は何もわかってない!!

 

工場ってさ、クッソうるさいのよ。パチンコ屋もハナクソに感じるくらいうるさい

そんな中だとほんまに知らない方言って異言語。わかんない

 

皆さんの経験に当てはめると、中学・高校あたりの英語のリスニング問題。

普段ならちゃんと聞くことができるのに、教室がざわついてたり、外が工事中だったりと、余計な音が混じると聞き取れてたはずの言葉がちゃんと聞こえなかったりしませんか?

 

それ。

 

しかも工場の場合「余計な音」とかいうレベルじゃない。

その騒音自体がメインディッシュで人間の声は添えもののたくあんくらいの扱い。

みんなしゃべる時は必死です。毎日が発声練習

 

そんな感じで方言ブチ込まれるもんだから本当に混乱しちゃいます。

 

一度、件の先輩に「せいじさん、このゴミ投げどいで!(大声津軽訛り)」と言われたことがあります。今日もスバルの工場はうるさく稼働中。ゴミステーションは僕から10m弱離れた距離……

これが普通の状態だったら「投げる!? それはまずいやろ……歩いて捨ててこよ」と思うんですが、工場のうるささのせいで伝える先輩期間工の声も必死そのもの。

 

「きっとこれは『歩いて捨てに行く余裕もないから投げ捨ててくれてOK』って意味なんだな! この職場の文化なのか」というお花畑な判断をして思い切りそのゴミをゴミステーションに「ぅおら!!」と投げ飛ばしました。

ゴミは「ボスン!!」という音と共にゴミステーションにイン。僕は何かやり遂げた気分でした

 

しかし……

 

先輩「なにやっでんのー!?(大声)」

 

ぼく「え!?(大声)」

 

先輩「ゴミブン投げだらダメだよー!(大声)」

 

ぼく「え、でも投げろって……(小声)」

 

あとから聞くとその「投げろ」っていうのは方言で、標準語だと「捨てろ」って意味だったみたいです。

 

先輩「面白い間違いすんなぁーせいじさんはwww(工員一同ガハハwww)」

 

知るかーーーー!!

 

もともと他の場面でもよくわからない方言がちらほら出てきてて、理解するのに苦労しましたがもう限界です。

ちなみに僕はこの頃「熊本弁が伝わらないといけないからなるべく標準語で話そう」と気をつけていたのですがもう限界です。(二回目)

 

会話は戦争?!スバル期間工の戦い

 こうなったら僕も意地です。九州男児の血が騒ぎます

 

違う県だろうが俺は肥後もっこすバイ! あやったちに合わせちしゃぶっとは我慢のでけん!!

(違う県だろうが俺は熊本人だ! あいつらに合わせてしゃべることなんて我慢できない!!)

 

こう決めてからというものの、拙い標準語はやめて、完全に熊本弁で話し始めました。

心なしか話すときの態度も以前よりハキハキして言いたいこともキチンと言えるようになりました。僕の吹っ切れような話しぶりを見て先輩一同も若干ギョッとしてました

 

ヘイヘイ先輩ビビってるゥーーーーwwww

 

 ちょっと得意げな感じで工場内を練り歩くせいじ。勘違い系キャラ爆進中

しかし先輩方もそれでしゃべり方が変わるわけでもなく、いつも通りです。

 

ってことはよ? 問題は一切解決してないんだよね?

 

そのとおり

 

フランス人って我が強くて、外国人が質問してきても意地でも英語とかしゃべんないって聞くじゃん? 双方そんな感じ

こうしてスバルの工場には熊本弁と東北弁が行き交い、かつお互い本意が理解できてないという異様な空気ができてしまいました。相手が何言ってるか分かんないという、職場においては誰も得しない状況です

 

結論から言うと僕は結局満了するまでの4ヶ月間ずっとそんな感じで過ごしました。

肥後もっこすの我を通して良かったと思うこと? ねーよ!!

スバル期間工生活における数少ない悩みの種がコレでした

 

コミュニケーションも、郷に入っては郷に従え

 結局はコレなんですよね。大多数を北国の方が占める職場で無理やり九州人の意地を見せてもみんなポカーンな上に誰もこちらの気持なんぞわかってくれません。(わかってほしいと思うことがまずダメ)

 

その辺は普段からきちんとコミュニケーションを取って、相手の言わんとすることを汲み取る訓練が必要です。

ゆーて同じ日本語なんだし、一から十まで全くわかりませんなんてことは無いので「今のってどういう意味ですか?」って聞けば良いだけの話なんです。

当時の俺、青かったな……(遠い目)

 

そんな僕も今ではすっかり東京に染まってしまい「熊本出身なの? 全然訛りとかないよね」と言われます。エヘヘ

僕みたいに言葉の壁に悩んでる人! それをきっかけにコミュニケーションが生まれて職場の人と仲良くなれるチャンスでもあるんだよ!

 

あと先輩、意味不明な熊本弁連発して困らせちゃってすいませんでした。この場を借りてペコリーノ

 

そんな話です。

 

 

謝罪エンド

著者プロフィール

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東京都在住:元スバル期間工(2008年) 30代前半男性。(写真は期間工当時)

俳優を目指しながら『にちプチ 【Nichi-Petit】』というブログで日々思うことやプチお役立ち情報をわめいてる。読み手に勇気を与える文章が好きです。

このブログは、スバル・アイシンAW・ホンダ等の現役・元の期間従業員(通称:期間工)からの情報をお届けしています。

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